Talend MDM

Talend MDMは企業規模のマスターデータ管理に必要な包括的な機能セットを備えています。これは企業データの統合、クオリティ、マスタリング、およびコラボレーションを行う際に必要な迅速なエンドツーエンドの機能を簡単に導入できます。

組織が成功するにはデータの扱いがとても重要です。データは大切な企業資産であり、多くの組織と差別化するときに欠かせないものです。しかし、それらは多くの場合でEメール、共有されたスプレッドシート、データベース、または独自のブラックボックス化したアプリケーションに依存しているため、重要な資産分析やマスタリングをとても難しくしています。

さらに、このデータは、その正確性と実行可能性を確保するためのプロセスがなくても異種フォーマットの異なるソースから検出されます。共通定義が検出されても、重複や不一致によって誤った分析またはポリシーの矛盾をもたらす可能性があります。

MDMはこの重要な資産であるマスターデータに対して真に1つのソースを提供します。MDMはデータガバナンスポリシーを適用した上で共同ワークフローを可能にするので、ビジネス上の関係者は責任を共有し、一貫性のある正確なデータにアクセスできるようになります。これはソースシステムの不一致を問わずレコードシステムを提供し、マスターデータをクリーンな状態に維持したまま、それを必要とする許可された人々に提供されます。

今までの標準的なMDMプロジェクトは、完了するまでに多くの年数をかけられない場合、月々にかかるコストが膨大なものになりました。Talendはマスターデータプロジェクトに柔軟に対処できるオープンなアプローチを用いてMDMを簡素化できます。これはわずかなコストで完全なソリューションを提供する市場で唯一のオープンソースソリューションです。


エディションの比較 | Talend バージョン5の最新情報

主な機能

アクティブデータモデル

Enterprise Editionに装備されたActive Data Modelが提供するさまざまなドメインをモデリングおよびマスタリングする柔軟性はCommunity Editionと同じです。これはあらゆるMDM導入で中心となるもので、Enterprise Editionを使用して、直接モデル上で高度なビジネスルールや検証、アクセス権やレジストリ検索を定義できます。これらの各機能は、これ以降のセクションで説明します。

レジストリ用のモデルを実行するシンプルな統合アプローチ、つまり持続的またはハイブリッドなアーキテクチャはTalend MDMにしかない独自な手法です。

マスターターデータのクオリティ

プロファイリング機能と同様に、Talend MDM Enterprise Editionは、マスターデータに対して検証、問題解決、標準化、クレンジングおよび補強を行う完全でしかもシンプルなツールに拡張されています。これには、名前と住所の標準化に必要なネイティブコンポーネントだけでなく、ほぼすべてのサードパーティのデータソースまたは標準化ユーティリティを呼び出す機能も含まれています。このすべてがデータモデルによって組織化され、制御されます。

  • 高度なデータ検証 - 高度な検証では、属性データに基づいて値を計算し、そのデータと検証ルーチンを任意の関連サービスやWebベースのフロントエンドに送ることができます。
  • マッチングおよび融合 - Talend MDMのEnterprise Editionにはアルゴリズムやマッチングコンポーネントが多数搭載されています。コンポーネントはマッチングロジックの調整プロセスを簡素化し、各属性に異なるアルゴリズムを適用することができます。プロトコルを使用して、重複/マッチングするレコードを識別し、さらに例えば自動サバイバーシップルーチンにそれらを指示するために信頼性の重み付けを設定することができます。
  • バケッティング – Talendはコンポーネントを使用して、マッチング機能を全体で実行するためにデータの「バケット」を簡単に設定できます。このような手法により、あらゆるマッチングプロセスのパフォーマンスを十分向上させることができます。
  • データ標準化 - 業界標準のデータ標準化サービスを呼び出すことができるコンポーネントが搭載されています。
  • データ補強 – マスターデータの補強または標準化を行うために信頼性の高いサードパーティのデータソースを呼び出すことができます。よく知られているコネクタが利用できます。

統合済みデータ統合

Talend MDMを使用すると、マスターデータは外部システムとの相互作用を円滑に行うことができます。ソリューションには、独自のイベントマネージャが採用されており、データが同期、補強または配信された時間と場所で駆動させることができます。

Talend MDMは、事実上すべてのシステムまたはデータベースに接続できるJMS、Webサービス、FTP、HTTP、およびChange Data Capture(CDC)など400以上のコンポーネントを備えた豊富なデータ統合レイヤを提供しています。400種類以上のコネクタについては、http://www.talendforge.org/components/ をご覧ください。

データは、JMSキュー、スケジュール化されたジョブ、ファイル到着時の自動ロードなどさまざまなメカニズムを介してその都度少しずつ供給されます。レコードがハブに到着すると、イベントマネージャが後処理の実行をトリガーする場合があります(高度な検証、補強、他のシステムへの伝搬など)。

データガバナンス

Talend MDMの共同インターフェースはマスターデータを管理するための適切なスチュワードシップツールを備えています。AjaxベースのインターフェースはTalend Active Data Modelによってダイナミックに駆動されます。モデルで見つかったすべての妥当性はWebベースのフォーム上の妥当性としてそれらを裏付けます。ワークフロープロセスは定義が簡単で、チームが協力できるように強力なツールセットを提供しているので、信頼性の高いマスターデータセットを作成することができます。

Business Process Management(BPMN) - これらのBPM機能はタスクベースのシステムを使用して、プロセスまたは一連のステップからデータを定義し、追跡することができます。このタスクベースのワークフローでは、一貫性および信頼性の高いマスターデータセットを作成するために本当の意味のコラボレーションを可能にします。ワークフローはマスターデータおよびデータ承認などのワークフロータスクによって定義および管理され、ユーザーまたはユーザーグループに割り当てられます。ワークフローの設定は、直感的なグラフィカルインタフェースを使用して行うことができます。プロセスステップのグラフィカルトレイルには、タスクの問題が解決されていると、コンテキスト履歴が表示されます。

サバイバーシップおよびスチュワードシップ

Talend MDM Enterprise Editionを使用することで、マスターデータハブを構築するために使用される貴重なデータレコードを送り込むか、またはすべてのMDMターゲットアプリケーションに書き込むために、あらゆるデータの問題を簡単に処理し、素早く解決することができます。このソリューションは信頼性の高いマスターデータの問題を解決し、マスターを作成するツールで、自動ツールと手動ツールの両方が用意されています。

  • サバイバーシップコンポーネント - 専用のコンポーネントを使用して、データサバイバーシップルールを実施し、重複除外データと一致したレコードのサバイバーシップを自動化するためのビジネスルールを定義できます。信頼性の高いソースまたは完全性の高い属性には型にとらわれずにビジネスルールを適用でき、またカスタムルールも定義できます。
  • リゾリューション/サバイバーシップインターフェース - 直感的なレコードサバイバーシップにより、スチュワードシップタスクの割当やステータスを調整し、管理するデータスチュワードを可能にします。そのインターフェースにはソース候補のレコードを提示し、存続させるために属性を素早く特定し、マスターレコードをハブにコミットするツールが用意されています。

柔軟かつ動的なマスターデータ管理

究極的に言うと、MDMは組織が増収、コスト削減、リスク管理および規制順守を図る上で非常に役に立つツールであると言えます。MDMはどのような組織でも、その組織により何か特別な意味を持ちます。以下に、MDMがもたらす共通のメリットを説明します。

  • 分析内容の改善
    Business Intelligenceアプリケーションは「唯一の真実」および「360°ビュー表示」を提供するため、アナリストは彼らにとって不可欠な見識を得ることができます。データウェアハウスやERPが正しいデータでBIを提供できない場合、MDM(Master Data Management)を利用することでこれらの目標を達成することができます。これが唯一の方法です。

  • 効率的なクロスセール、アップセールによる収益アップ
    複数の取扱品目に対して1つの顧客ビューで購買行動を把握でるので、顧客に製品をクロスセールスまたはアップセールスする機会をタイムリーに見つけ出すことができます。多数の企業、特に他会社を最近になって合併または買収した企業は、これに注目しています。

  • ビジネスの同期および配置
    多くの組織は部分的に同じ情報を持つ多くのバックエンドシステムを所有しています。ERPベンダーは1つのアプリケーションにそのデータを統合することを推奨しています。しかし、これは時間がかかるだけでなく柔軟性を欠く結果を招きかねません。場合によっては、ビジネスに一貫性を欠き、筋が通らなくなることもあります。MDMのアプローチでは、これらのシステムを同期させるのではなく、同じページ上ですべてを作業できるようにします。

  • リスクの特定および回避
    MDMはリスク管理に必要なクロスシステム分析を行う部門全体に配置されたデータをすべて表示させることができます。例えば、組織や企業はそれらを使用してビジネスを行う(または行わない)際に生じるリスクを調査するために、顧客またはサプライヤーの全体像を収集できます。
ビジネスの目的に関係なく、成功したMDMプロジェクトでは、時間の経過とともに有用性を高めるためにいくつかの機能が取り入れられてきました。標準的な機能セットを以下に示します。

プロファイル

異常の検出やデータモデルの把握のために、すべてのデータセットを定期的に品質評価します。レポートや目に見えるインジケーターを用いて、その結果を明示します。


統合

任意のソースから任意のデータを取得したら、そのデータを同期させ、適切なシステムやユーザーに正しいフォーマットかつリアルタイムまたはバッチ処理で使えるようにします。


クレンジング

データをクレンジング、標準化および拡張するだけでなく、重複データを削除したり、またはソース全体およびソース内でマッチングするデータを正確に特定し、維持させる能力を持っています。


モデルおよびマスター

任意のデータをモデリングし、マスターデータとの関係を定義する直感的なツールが備わっています。ユーザー、グループまたはシステム別にデータを保護し、プロビジョンできます。さらに、すべてのMDMのアーキテクチャースタイルを有効にします。


コラボレート

ユーザーグループは受理されたマスターデータセットをコラボレート、同意および公開することができます。データタスクを手動で解明できる直感的な監査ツールが備わっています。

比較マトリクス

製品データ用のMDM

製品開発、製品製造、製品流通、および製品サポートを行うプロセスでは、企業全体ですべての製品カタログを閲覧できるような場所が必要です。これが存在しないと各作業が甚だしく厄介なものになってしまいます。製品情報ハブを1つ作成することで、その複雑さは大きく緩和され、組織に膨大な利益をもたらします。

カスタムデータおよびCRM用のMDM

顧客データはすべての企業にとって欠かせないものです。しかし、それは多くの場合、データクオリティの問題を引き起こし、異種システムに異なるフォーマットで存在しています。システム全体を示す1つのビュー表示にこのデータを調整することで、組織に大きな価値をもたらすことができます。これらはマスターデータ管理に必要な中核となるべきユースケースとなります。

ERP用のMDM

ERPスイートを使用している企業は、データクオリティが特有のシステムオペレーションやビジネス価値の創出に必要不可欠なものであることに直ぐ認識するはずです。ERPシステムには重複データが存在します。ERPシステムは、トランザクション処理は得意ですが、マスターデータの管理、データクオリティ、階層管理、サードパーティのコンテンツによる補強、データガバナンス、マッチング、クレンジングおよび重複問題の解決は苦手です。MDMはこれらの機能を支援するだけでなく、複数のERP内のデータを同期させたり、または他のシステムとデータを同期させる際に大変便利なツールです。

社員データ用のMDM

人事部は組織に価値を提供するために幅広いシステムを導入します。しかし、それに伴って就業や退職処理が複雑になる可能性があります。社員のマスターデータが効果的に処理されると、HRはサービスをより早く展開したり、就業中の社員の効率を高めたり、退職社員に関連するリスクを排除したり、企業合併および買収を素早く処理する際にとても役に立ちます。


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