Talend CTOからの助言:マルチクラウド環境で成功するための戦略

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6月末にTalend Summer '17リリースが正式に公開されました。これは、Talendの過去最大のクラウドリリースです。AWS向けにすでに提供しているEMR、Redshift、Aurora等の堅牢なコネクターに加えて、今回のリリースでは、Google Cloud PlatformとMicrosoft Azure用の包括的なコネクターセットを提供しており、データウェアハウジング、Hadoop、NoSQL、ストレージ、及びデータレイク分野のサービスが含まれています。 Talend Summer '17リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

Talendのお客様の中には、地理的に分散したマルチクラウド環境を管理する戦略の策定について、差し迫った問題を抱えている方もいらっしゃいます。マルチクラウド環境は、社内の各部門がそれぞれに異なるベンダープラットフォームを利用してクラウドの使用を開始し、そのまま既存環境を引き継ぐ形で構築されてきました。一見すると、ITリーダーにとってマルチクラウドの世界は、管理上の問題に過ぎないかもしれません。しかし実際には、多くのチャンスと課題の両方が内在しています。グローバル企業としてのアプローチでクラウド管理体制を構築するには、これらのチャンスと課題を慎重に検討する必要があります。今回はこのような状況を受けて、マルチクラウドの世界での成功を目指す企業のベストプラクティスについて、TalendのCTO、Laurent Brideから豊富な経験に基づく提言をお届けします。

以下に紹介する3つの短いビデオクリップでは、マルチクラウド環境を管理する上で、今日のITリーダーが直面している3つの重要な問題について解説しています。

  1. マルチクラウド環境を維持するうえでの3つのメリットとは?

  2. マルチクラウド環境によって顧客が抱える3つの課題とは?

  3.  地理的に分散したマルチクラウド環境を管理する際に考慮すべき3つの重要事項とは?

マルチクラウドのメリット

顧客は、マルチクラウド環境(既存環境の継承か、新規構築かを問わず)から最大の価値を引き出すために、ベンダーロックインを回避しつつ、それぞれのクラウドベンダーが得意とするサービスを活用することができます。例えば、あるクラウドベンダーはストレージ等のイノベーションに強く、別のベンダーはデータウェアハウジング、または人工知能の専門知識に強い、といったケースです。 複数のクラウドプラットフォームを利用することで、ストレージやコンピューティング等の市販のローエンドのサービスから、データベースやビッグデータ等のハイエンドサービス等、各ベンダーが提供する最高のサービスを選択できます。クラウドベンダーは、タイムコミットメントとオープン市場のスポット価格をベースに、各サービスを様々な価格で提供しています。したがって、顧客は、最低価格で最高のパフォーマンスを引き出し、そのコストを時間で計画し、ビジネス要件の変化に応じてベンダーを切り替えることができます。

マルチクラウド環境で考慮すべき課題

確かにマルチクラウド環境からはさまざまなメリットを得られますが、その一方で、予期し、計画すべき課題も数多く存在します。 多くの組織は、各クラウドベンダーが特に適しているシナリオを見極めようとしています。 たとえば、機械学習や人工知能では、GoogleがTensor Flowによって大きな進歩を遂げており、特にディープラーニングで強みを持っています。 パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方で高性能なサービスを求める組織にとっては、AWSがVPC(仮想プライベートクラウド)とパブリッククラウド間のシームレスなワークロードの移動を可能にします。 さらに、オンプレミスへの投資と新しいクラウドへの投資の統合については(特にオンプレミス投資でのMicrosoftの比重が大きい場合)、まぎれもなくMicrosoft Azureが選択肢となります。Microsoftは、オンプレミスのビジネスアプリケーションスイートと緊密に統合されたクラウドファースト戦略を実施する顧客を支援すべく継続的に取り組んでいます。

その他にも、マルチクラウドソリューションには、ガバナンスとセキュリティを満たすうえでの課題も存在します。企業は、急速に変化するビジネスプロセスが統合にどのように影響するかを細部にわたり検討し、イベント、ID管理、コンプライアンスを追跡・監査するための堅牢なフレームワークを実装する必要があります。クラウドで膨大なデータが生成されている現在、メタデータの整合性を確保することは、全ての企業IT部門の最重要タスクの1つとなっています。

地理的な場所と将来のビジネス拡大

グローバル企業のIT責任者は、複数地域の対応という課題にも取り組まなければなりません。地理的に分散されたマルチクラウド戦略を構築するには、クラウドデータが存在するさまざまな国の、複数の規則や規制に準拠する必要があります。たとえば、欧州では、データプライバシーを重視するGDPRの規制があり、違反に対して厳しい罰金が課せられます。また、アプリケーション性能の高速化に対する期待も生まれています。遅延の短縮のために、地域の最適なクラウドサービスプロバイダーを選択すれば、データの格納場所でデータを最適に処理できるようになります。また、データ移動を考慮して、実際のコンピューティングは、データの格納場所のそばで行うようにしましょう。

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